Smokey Robinson and The Miracles – Going To A Go Go

The Supremes – I Hear a Symphony

Jimmy Smith – Got My Mojo Workin’

Ray Charles – Crying Time

Lou Rawls – Lou Rawls Live!

The Temptations – Gettin’ Ready

Sam and Dave – Hold On, I’m Comin’

Lou Rawls – Soulin’

The Supremes – The Supremes A’ Go-Go

ワンポイント・ウンチク
「アーバン」という音楽用語
アリアナ・グランデやドレイクを擁する有力レコード・レーベル「リパブリック(Republic)」が公式Instagramで次のように発表しました
当社では音楽用語としての『アーバン(Urban)』を今後一切使用しません

これを受けて グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーも「アーバンの使用をやめます」との発表しました
そもそも『アーバン』というフレーズは?
1970年代中盤 当時人気ラジオDJ:フランキー・クロッカーが
『アーバン・コンテンポラリー(Urban Contemporary)』
として使用した「ラジオ局の選曲方針」のが始まりと言われていて『アーバン』は音楽ジャンルではありません
BLM運動の最中で この『アーバン』が取り上げられたのは
『アーバン』は音楽業界では 黒人音楽の総称(JazzからBluesからR&BからHip Hopなど)だけでなく『黒人を大雑把にまとめてしまう言葉』として使用されるようになっていったことから『アーバン』=差別の温床になるかもしれない(なっている?)
との理由だと思います
ポリティカル・コレクトネス
アメリカ音楽業界は、いつの時代でも最新の音楽に最新の単語をあてはめて、その単語が一段落すると次の新しい単語で置き換えることをやってきました
『ポリティカル・コレクトネス(以下「ポリコレ」と略す)』とは
社会の特定のグループのメンバーに不快感や不利益を与えないように意図された政策または対策などを表す言葉の総称であり 人種、信条、性別などの違いによる偏見や差別を含まない中立的な表現や用語を用いることを指す。政治的妥当性とも言われる。(引用:Wikipedia)
グラミー賞の「最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム部門」を「最優秀プログレッシブR&Bアルバム部門」に改名されました
マーケティングの観点から『アーバン』という単語は使われるようになり 『ジャンル分け』は白人の事情によって行われてきたものです
あくまでも個人的見解ですが
『アーバン』という言葉を使用しないことで他の単語に変えたとしても『ポリコレ』として表面を取り繕うだけのことに過ぎないと思います
『特権』を持っている人の利権が絡む
「隔離と不平等に根ざしたマーケティング構造」
がある限り 問題の本質=人種差別問題 は何も解決しないでしょう
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