ファッションも同じで 何年も前に流行ったスタイルが進化して ブームになることがあります。
今より50年前の1970年代ファッションは 華やかで 煌びやか カッコイイです。
1950年代~60年代前半生まれの中高年メンズにとっては 青春時代真っただ中 といった頃でしょう。
一説によると この世代は『しらけ世代』と呼ばれていたようですが 現代社会において 企業の決定権限者であり 街の顔役であり ある意味の消費リーダーでしょう。
そんな中高年にとっても70年代は懐かしく 思い出多き時代ではないでしょうか?
1970年代のファッションを象徴するキーワード
- ヒッピースタイル
- グラムロック・スタイル
- パンクスタイル
お分かりとは思いますが 中高年メンズに
「この古き良き時代のファッションを真似してみたら?」
と提案しているのではありません。
当時のエッセンスを取り入れて、中高年メンズだからこそできる 自分の好きな音楽スタイルのファッションを楽しみませんか?
という ご提案。
芸術は爆発だ
岡本太郎
1960年代後半のサイケデリック・ムーブメント
アメリカ西海岸から始まった『サイケデリック・ムーブメント』は、1967年頃には世界中に広がっていきました。
サイケデリックとは
LSD、メスカリンなどの幻覚剤によっておこる、幻覚や陶酔の状態に似ているさま。
また、その状態を色、形、音などによって再現した絵画、デザイン、映像、音楽などの表現についてもいう
出典 精選版 日本国語大辞典
ファッションでのサイケデリックの特徴は?
原色や蛍光カラーを用いたカラフルな色使い
エスニック柄やペイズリー柄などの様々な模様や柄のもの
サイケデリックをイメージしやすいMV
ヒッピースタイル
ヒッピー
1960年代後半にアメリカのヴェトナム反戦運動や公民権運動を中心とする反体制運動から生まれた、「ラブ&ピース」を提唱し自然回帰を目指す若者の総称およびそのムーヴメント。
引用:artscape
ウッドストック・フェスティバル(Woodstock Music and Art Festival)
最終的には4日間(1969年8月15日~18日)の大半を費やして開催されたフェスティバル
この頃が ヒッピー・ムーブメントの絶頂期でしょう。
しかし このヒッピー・ムーブメントの意義の消失を象徴したのも 音楽イベントでした。
オルタモントの悲劇
後に「オルタモントの悲劇」と呼ばれた 1969年12月9日、カリフォルニア州のオルタモント・スピードウェイで開催されたローリング・ストーンズのフリーコンサート。
4人の死者(1件は殺人事件)を出すというロック史上最悪のコンサートとなってしまった。
「愛と平和」 自由を訴えて生まれた ヒッピー・ムーブメント
そして「Back to nature」(自然への回帰)というモットーを掲げて独自の世界観を広げていきましたが、【理想と現実の狭間】で 70年代初頭には衰退していきました。
ヒッピースタイルの特徴
- 長髪とヒゲ
- ヘアバンド
- カラフルなシャツ
- ベルボトムジーンズ
- フォークロアなアクセサリー
”フォーク”ソングの語源となった「folklore(フォークロア)」は“民俗”という意味
サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)
1969年の夏 ニューヨーク・ハーレムで開催された「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」
グラムロック・スタイル
グラム・ロック
1970年代前半に世界に大ブームを巻き起こしたグラム・ロック。
グラムロック(glam rock)のグラム(glam)とは?
魅力的で華やかなさまを表すグラマラス(GLAMOROUS)に由来します。
ヒッピームーブメントの「自然回帰」への反動なのか
「人工的」「未来志向」のカウンターカルチャー
- 奇抜な服装
- 斬新な髪型
- 妖艶な髪色
現代においてもファッション界に大きな影響を与えています。
グラムロック・スタイルの特徴
- ラメやサテン、スパンコールのキラキラ・コスチューム
- ロンドンブーツ:厚底ブーツ、プラットフォームブーツ
パンクスタイル
パンクロック
1975年にニューヨークのCBGBなどのライブハウスを拠点にした ラモーズ、パティ・スミスなどからパンクロックはスタートしたと言われています。
1976年ごろから始まった ロンドン・パンクは、 ヴィヴィアン・ウエストウッド のブランドを取り扱っていた店の経営者マルコム・マクラーレンがメンバーを集めたとされる セックス・ピストルズの登場が代表例でしょう。
パンクスタイルの特徴
- 鋲を打った革ジャン
- 引き裂かれたTシャツや細いジーンズ
- 安全ピン・ワッペンなどのアクセサリー
- 逆立てた髪型
温故知新 ⇒ 温故創新
70年代ファッションは 1950年代~1960年代前半生まれの中高年メンズにとっての原点かもしれません。しかしながら 当時の自分 と 今の自分 は年齢も違えば 体型も違うでしょう。
ヒッピースタイルは おしゃれ上級者でも 失敗します。
コーディネートの一部分 ネクタイやシャツに サイケデリックな柄(ペイズリー柄など)を取り入れるのは お勧めです。
花柄も
グラムロック・スタイルの 艶やかさ 取り入れましょう。
明るい色 ハッキリした色 一部分に使うことを お勧めします。
濃紺やグレーといった誰でも着ているサラリーマン・スーツだけでなく
パンクスタイルの 革ジャン と 黒の細目ジーンズ は 万能アイテムです。
ロック魂 は中高年メンズにとって重要アイテム
まとめ
1970代ファッションを真似しましょう!
と提案しているのではありません。
自分の青春時代に夢中になった音楽・映画などからヒントをもらって
そのテイストを 取り入れましょう!
という提案です。
~好きこそものの上手なれ~
Do what you love and the money will follow you.
好きなことをやりなさい、そうすれば結果はついてきますよ
= 好きこそものの上手なれ
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