経営者の方々は 企業の存続と事業の発展を願っているでしょう
帝国データバンクの統計データによると
企業の10年後の生存率約70% 20年後に約52%となっています。
誰もが知っているような大企業も含めても、20年後には約半分しか生存していません
それだけ企業の生存競争は激しいということが分かります。
日経ビジネスによると
ベンチャー企業の生存率は、5年後で15% 10年後で約6% とされています。
創業することの厳しい現実がわかります
さて 企業が存続していくには 何が一番大切なのでしょうか?
まずは 危機管理下における【リーダーシップ】と【フォロワーシップ】という切り口から考えていくことにしました
VUCA時代に必要とされるリーダーシップとは?
VUCA時代と言われている”先読み”が難しいほど激変する経営環境下の今
必要とされているリーダーシップとは?
平時のリーダーシップではなく 有事のリーダーシップ
と回答する人が多いと思います
それは 昨今の災害時やパンデミックで混乱中の 日本を代表するインフラ企業や政府トップの”リーダーシップが欠如した対応”を目のあたりにしたからでしょう
平時は 分析力や論理的思考が求められますので 知識偏重でも乗り切れるでしょう
しかし 有事となれば 分析や論理的アプローチは余り役に立たなくて(知らないより知っている方がいい程度) 直感 による 即決即断 でのリーダーシップの方が実践的でしょう
今求められているのは? 有事のリーダーシップ
とにかく決断力のあるリーダー 引っ張っていくリーダー
が望ましいのは言うまでもありません
【リスク・マネジメント】と【クライシス・マネジメント】
【リスク・マネジメント】と【クライシス・マネジメント】は違います。
【 リスク・マネジメント 】とは?
「 危険性 を未然に防ぐ」という考え方をもとに行う 危険管理
「トラブル、危機は予知できる、或いは確率論で予測できる」という立場。
フレームワークや手法が設計されている。(⇒保険を付保する。)
【クライシス・マネジメント】とは?
「危機は必ず発生する」という前提のもとに行う 危機管理
危機には、予知できないもの、もしくは頻度が少なすぎてその発生を確率では測れないものもある。「だから危機って言うんじゃない?」という立場。
「クライシス・マネジメント」とは、
企業が事業継続や組織そのものの存続を脅かすような危機的状況(クライシス:crisis)に直面した際に、組織としてその被害を最小限に抑えるために行う一連の活動および対処法のこと。
発生の確率は低いものの、ひとたび起これば組織への影響が甚だしい重大なリスク――例えば地震、噴火などの大規模災害や戦争、テロ、風評といった危急存亡の非常事態を対象とした、企業のリスクマネジメントの一部
【リスク・マネジメント】と【クライシス・マネジメント】の関係
次の動画をご覧ください
そもそもリスクとは?
リスクは「純粋リスク」と「投機的リスク」の2種類に大別されてきました
【 純粋リスク 】←リスクトリートメント(リスクに対応する)
● マイナスの影響(ロス)のみを生じるリスク
● 事故・災害・賠償責任発生の可能性
【 投機的リスク 】←リスクテーキング(リスクをとる)
● マイナスの影響(ロス)とプラスの影響(ゲイン)のどちらかを招く可能性
● ビジネスチャンスや経営戦略に関わる決断の対象
クライシス・マネジメント(危機管理)とは?
想定外の事態が発生した際に 事前に策定しておいた【BCP(事業継続計画)(Business Continuity Plan)】を取り出して検討してから行動するでしょうか?
そもそも想定していない事態なのですから
危機に陥りにくい活気ある組織をつくり 事業を成長させることができる基礎体力をつける
これが【クライシス・マネジメント】の神髄です
「危機管理」という言葉に対する捉え方は様々とは思います。
「危機管理」は重要というのは分かりますが お金がかかるんでしょ?
まずは収益をあげてから「危機管理」を考えます
社長!危機状態の時に誰が陣頭指揮を執るんですか?
社長の私でしょうね
そうだけど 想定外のことを準備するって?
会社は社長一人じゃないですよ 素晴らしい従業員がいるじゃないですか
極端に言うと 平時のマネジメントは 誰がやっても それなりに何とかなるものですが
有事の際に必要なのは?
リアルな統率力【リーダーシップ】
うまくいっているときは、周りに人がたくさん集まる。だが、一番大切なのは、どん底のとき、誰がそばにいてくれたかや。
引用:野村克也名言集
誇り高き服従心【フォロワーシップ】
有事に強い者、それは不真面目な劣等生。
引用:野村克也名言集
覚悟あるリーダーとは
覚悟あるリーダーは
そして 子供からも憧れがれる サプール のような
リズム感があって ファッション感覚を持ち合わせている ファッショニスタで
多くの人に 夢を与える ファンタジスタ でなければならない
まず 自分とは?
これを知ることからはじまる
詳細は 次号以降で
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