音楽

1976年はスティーヴィー・ワンダーがリリースした『Songs In The Key Of Life』を筆頭に名作アルバムが生まれた年。そしてソウル・ファンク・ブラコンからのディスコブームの前夜とも言える時代

1975年のR&Bアルバム・チャートは27作品がナンバー１を獲得。豊穣なるソウル・ミュージックの実りの1年。

1974年も前年に続いて18作品はR&Bアルバム・チャートのナンバー１を獲得した。

1973年のR&Bアルバム・チャートは18枚の作品がナンバー１になる大激戦でした。1973年がヴィンテージ・イヤー（=当たり年）だったと訊かれています

1972年は黒人が人間として認識され、尊重され、受け入れられるように、アメリカの社会においてほかの民族グループが当たり前のように享受していた『平等』を勝ち取ろうともがいていた時代。

1971年は60年代までは良しとされている表現も良くない表現と扱われるようになり、悪いとされていたことが良しとなっていく価値観変化の時代の始まりでした。黒人差別を描いた映画が制作できなくなるとすると、それは事実を隠蔽していることかもしれません。

スモーキー・ロビンソンはモータウンによる文化的影響について「1960年代には音楽活動だけでなく歴史を変えていることにまだ気付いていなかった。しかし曲が世界中に知れ渡るようになって気が付いた。私たちが架けた橋は、音楽において人種問題などの壁を取り除くことに気付いた。」