2022-12

アメリカ全土で公民権運動が熱を帯びていた頃に不思議な現象が起きます。ビルボード誌【1963年11月30日付号から1965年1月23日付号】黒人アーティストのランキング（R&Bチャート）が未掲載となります。

1960年代は『ソウル・ミュージック』が発展していった時代。『ソウル』という言葉には「アフリカ系アメリカ人の誇りや文化」という意味が込められています。

エルヴィス登場で全米にロックンロール旋風が吹き荒れた1956年。多くの白人のロックンロール・ミュージシャンが登場によって　ロックンロールは『白人の音楽』として認知されていきましたがアッという間に終焉を迎えます。『ソウル・ミュージック』『ロック』の1960年代へ

1950年代のR&Bは依然黒人社会の中の歌で白人社会に受け入れられることは少なかった。その一方で安い著作権で購入した黒人音楽を白人が歌詞を変えたカバー・レコードは頻繁に作られ白人社会でヒットした

1950年代にR&Bはホンキートンクやアフターアワークラブのアフリカ系アメリカ人の若者中心に発展していきます。

R&B（Rhythm＆Blues）は、アメリカのアフリカ系アメリカ人が生んだポピュラーミュージックのジャンルの１つ。1940年代にブルース・ジャズ・ゴスペルの要素を合わせることにより活気のある都会的なリズムが生まれていったもの

1970年代の最終年である1979年にリリースされたアルバムも名盤が多い。多様化の時代への始まりとともにテクノロジーの発展によるデジタル音楽が主流となってくる流れが感じられる

Pファンク旋風が吹き荒れた1978年。ファンキーなナンバーからメロウーなナンバーまで幅広い名盤が生まれた年

ディスコとパンクが盛り上がったといわれる1977年。1977年リリースの傑作アルバムの多くは、ほとんどすべてのジャンルに劇的な変化をもたらし、来るべき次の10年の礎を築いたと言っていいでしょう

1976年はスティーヴィー・ワンダーがリリースした『Songs In The Key Of Life』を筆頭に名作アルバムが生まれた年。そしてソウル・ファンク・ブラコンからのディスコブームの前夜とも言える時代